花粉管は助細胞が発する花粉管誘引物質(東山教授命名のルアー)に導かれて胚嚢に達します。 1例目。左下部は「胚嚢に花粉管が突き刺さった状態」でしょうか? 拡大すると確かに花粉管が胚嚢の先端部に連結しているようです。 2例目。植物の花粉管誘引物質を発見 ―140年来の謎解明 (受精制御による植物育種に道) 名古屋大学の東山 哲也 教授らは、植物のめしべ内で雄の花粉管注1)をおびき寄せる花 粉管誘引物質注2)を発見しました。 複雑なめしべ組織の中で、なぜ花粉管が迷わずに卵細胞のある場所にたどり着けるの トレニア(アゼトウガラシ科の草本。トレニアでは、 花粉管が、"胚のう"の中で卵細胞と隣り合う"助細胞"に誘引されて卵細胞に向かって伸びていくことが わかっている。 ) 参考資料 吉里勝利(18)『改訂 高等学校 生物基礎』第一学習社
画像 トレニア 花粉管 乾いた壁